人気ブログランキング | 話題のタグを見る

我思故我存

babyagogo.exblog.jp
ブログトップ
2013年 01月 09日

趣味だから時間が掛けられる事もあるよね。

やっちまった。。。。。。。完璧なんじゃないのか?

今回はWLに乗ってる人にしか判らない話です。

趣味だから時間が掛けられる事もあるよね。_d0178511_23742.jpg


忘れたグリスニップルを取りに行ったときに、
入れ知恵されたので、やってみたんだよシム調整。
ロックタブがベストの位置で固定できるように調整。

まあ。こんなところシムで調整する人なんて、聞いたこと無いんですが。。。。。。

趣味だから時間が掛けられる事もあるよね。_d0178511_23102186.jpg



このピンに切ってあるネジ山のサイズは7/16-28山。
ネジのピッチはおよそ0.9ミリ。
という事はピンが1回転で0.9ミリ浮くか沈むわけ。

例えば0.1ミリのシムを挟むと、1/9回転ピンが左に回る。
=40度左に回る。
=20度右に回るのと同じ事。

コレを念頭に、「あとちょっと右に回せばベストなのに・・・・・」というシムを選択。
そこから、台座の方をオイルストーンで研いで微調整して、
ロックタブの長穴の一番右端で留められる様になるまで研ぐ。

趣味だから時間が掛けられる事もあるよね。_d0178511_23223212.jpg


このピンが緩むとどんどんネジ山が痛んでしまうから、緩んじゃダメ!
最初は、ワイヤリングで良いんじゃないの?
ロックタイトで良いんじゃないの?
なんで思ってたんだけど、緩み難さも、見た目もこっちの方がずっと良いと思う。

ワタシトテモウレシイヨ!

今回準備したのは0.1ミリ、0.2ミリ、0.5ミリのシム3種類。
結果としてはどちらも0.1ミリが1枚ずつ入りました。
0.05ミリのシムがあればもっと楽だったかな。
でもって、0.5ミリは要らないね、60度以上調整する事は無いからね。



「こんな事に時間掛けてどうすんの?意味無くない?」



何処かからこんな声が聞こえてきそうですが、
病気なので気になりません。
というか、「有意義な作業になったなぁ」と、ご満悦でございます。

おやじさん。素敵な入れ知恵(いや。悪魔の囁きかな?)ありがとう御座いました。
いつも勉強になります。

by hiyokobeans | 2013-01-09 23:50 |   3速ミッション | Comments(3)
Commented by うし at 2013-01-10 08:54 x
う~ん!やってますんね

趣味の事に限らず文化、技術、生活すべて先人からの伝承が
あればこそですね。
世の中、全てに訳があり、意味があります。
先人は自らの失敗談を話し、後輩は同じ失敗を経験して改めて
納得し少しずつ前進します。”なんで?”と”なるほど!”ですね
良い先人に巡り合うは百冊の本より価値があり何より時間短縮ですね
良い先人に巡り合うは本人の求心力の賜物です。
羨ましい!!
これからも参考にさせて頂きます。
Commented by mmおやじ at 2013-01-10 11:21 x
「一を聞いて十を知る」 と 言うことわざがありますが
http://www.sanabo.com/kotowaza/arc/2005/07/post_946.html
 六角の角の当て方、など見ても 今回の悪魔の宿題 100点です。
いや、シムの厚みと角度の事も気付いたあたりは110点かな、
そのへんの「バイクいぢり」での応用編は、 例えば、バルブクリアランスの調整とかシールドチェーンの組み付け時とか、、いろいろありますよ!
 
常にハングリーで貪欲に考えている人にしか「ヒラメキの神様」は降りて来ません 旧車趣味とは熱意と人脈 ですかね
Commented by hiyokobeans at 2013-01-10 21:56
どうもありがとうございます!
おやじさんの「ねじ回しのカンドコロ」の講義の賜物です(笑)

「Aと聞けばBど答える」的なテストの点を稼ぐためだけの学習ではなく、
論理的なバックヤードから、設計の意図まで読もうとする
おやじさんの考え方は、いつも参考になります。

鉄の形を考えた事があるだろうか?
そもそも鉄に形など無いのだ。
私達が鉄の形だと思っている物はすべて人間の思考なのである。

という小説の一節を思い出しました。
旧車という鉄の塊を通して、遥か昔の先人と会話が出来るのも旧車の楽しみのひとつ。
ちょっと先行く先人と同じ話題で楽しめるのも旧車の楽しみのひとつだと思います。
このブログも同じ趣味の人達の、ちょっとした息抜きにでもなれば良いなと思います。

これからもよろしくお願いします。




名前
URL
削除用パスワード


<< 都営地下鉄。      クラッチアーム >>