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我思故我存

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2012年 04月 12日

仕立ての真髄

このところ。ブログもサボって革細工に勤しんでます。
細々としたものを作ったり、道具の手入れをしてみたり。。。。。

ソンでもって最近買ってみた本
「手縫いの真髄」
仕立ての真髄_d0178511_2230971.jpg

作者は矢澤十四一さん。
名前は「としかず」と読むのでしょうか?

初版は昭和61年で25年以上前の本。
アマゾンではプレミアムがつき始めたこの本だけど、
別の場所では、まだ定価で買えたので購入してみた。

この手の入門本は何冊か立ち読みしてたけど、
正直イマイチなものが多かったんだけど、
この本はスバラシイ!!

仕立ての真髄_d0178511_22324967.jpg

教科書のような硬派な構成で、
道具の仕立て方なんかも今まで見たどの本より詳しく書かれてる。

独学でやってるので、この本がこれからは自分の先生になりそうな予感だ。

本を読んでとりあえず菱切を研いで見みた。
幸い道具はいろいろ持っているので、
バイクの整備用に持っていたオイルストーンで
刃先を平たく整えてみた。
ついでにキャップも作った。

仕立ての真髄_d0178511_2236724.jpg


これが良い形なのか、もっと刃先を薄く仕立てた方が良いのか、
まだ判らないところもあるけど、
今までよりは格段に使い易くなった。
ずっと刃の入りが良くなったし、開いた穴の形も良い感じだ。

なんか、どんどん道具が自分に近づいてきた感じがするなぁ。
何でもそう。自分が手を掛けると愛着が湧く。
たとえ安い道具だとしても、
仕立てがまだまだだとしても、
とにかく嬉しい。

これはお金じゃ買えない幸福感。
手を動かす人だけの特権だと思う。

by hiyokobeans | 2012-04-12 22:50 | 未分類 | Comments(0)
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